本日は、11月13日・14日に本校を会場に開催される「北海道視覚障害教育研究大会」でご講演いただく、美唄すずらんクリニック副院長・福場将太先生が来校され、本校の子どもたちとの交流が行われました。
福場先生は、ご自身の持病により視力が徐々に低下する中、医師免許を取得され、32歳で失明された後も精神科医として医療の第一線でご活躍されている方です。
今年2月には、旭川市障害福祉センター「おぴった」にて、旭川難病連主催の講演会にも登壇され、その時の様子は、この『校長徒然』(令和7年2月4日掲載)でも紹介いたしました。
今回は、福場先生のご厚意により、研究大会に先立ち、子どもたちとの交流の機会が実現しました。
学生時代に音楽活動もされていた福場先生は、ギターをご持参くださり、音楽を通じた温かな交流の時間となりました。
「アンパンマンのマーチ」や「忍たま乱太郎」など、子どもたちに馴染みのあるアニメソングから始まり、途中では岡本真夜さんの「TOMORROW(トゥモロー)」など、即興でのリクエストにも応えてくださる場面もありました。子どもたちも一緒に歌い、大変楽しいひとときとなりました。
最後には、音楽の授業で子どもたちが練習している「虹」が演奏され、子どもたちも身振り手振りを交えて歌い、体育館いっぱいに響く大合唱となりました。
演奏会の冒頭には、ご自身が全盲であること、また心の不調を治療する精神科医であることについて、子どもたちにもわかりやすく自己紹介されておりました。視覚に障がいを持ちながらも、医師として仕事に励み、趣味も楽しまれている福場先生の姿を間近に感じ、子どもたちにも大きな励みとなったのではないかと思います。
私自身もそうですが、福場先生の語られる言葉の一つひとつがとても前向きで、明るい、よいパワーをいただくことができました。
福場先生、本日は誠にありがとうございました。11月の「北海道視覚障害教育研究大会」でも、どうぞよろしくお願いいたします。