学校のまいにち

第56回北海道盲学校文化体育活動発表会

 9月11~12日に第56回北海道盲学校文化体育活動発表会(通称「文体連」)が開催され、本校より5名の児童生徒が参加しました。
 1日目は、交歓会です。札幌視覚支援学校の体育館に、全道4校からの仲間が集まり、自己紹介をしました。陽気な旭川盲学校はジャンボリーミッキーの曲に合わせて踊って登場し、みんなでボディパーカッションを行いました。その後、各グループに分かれてイントロクイズなどを行い、交流を図りました。終了後、旭川盲学校から札幌視覚支援学校の高等部に進学した先輩たちが駆けつけてくれました。次の日に向けての激励を受けました。
 2日目は、体育活動発表の陸上記録会です。本校の生徒にとって、初めての円山陸上競技場となります。保護者の方々にも現地で応援していただき、ハッスル!精一杯頑張りました。
中学部2年生生徒2名は、立ち幅跳びで大会記録をだし、2人とも優勝しました。400m走では最後まで走り抜き中学部2年生生徒が優勝、会場を大いに沸かしてくれました。そして、競技会の最後のリレーでは、中学部4名が頑張りました。アンカーの最高学年の生徒がバトンを手にゴールしたときは感動的なフィナーレでした。
 今回、5名全員が表彰台に上がり、賞状を手に笑顔で文体連を終えることができました。応援してくださいました皆様、大変ありがとうございました。
 来年は、なんと旭川での開催です。会場となる花咲陸上競技場で皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

旭川・京都・松山・鹿児島をつなぐ4校オンライン交流

 9月13日に第1回目となる4校オンライン交流を小学部2年生で実施しました。これまでにも北海道内4校の視覚支援学校・盲学校(札幌・函館・旭川・帯広)をつないだ交流は、行事や授業においてオンライン交流を行ってきました。今回は、道内の盲学校ではなく「道外」の盲学校との交流です。
 昨年度より鹿児島県立鹿児島盲学校との交流をスタートさせておりましたが、そこに京都府立盲学校と愛媛県立松山盲学校が加わりました。4校には「点字・2年生・1人学級」といった共通点があり、この交流が実現となりました。普段は1人で学習することの多いそれぞれでしたが、同級生とわいわい過ごすことのできる時間は大変貴重でした。
 第1回目の交流は「自己紹介」と「クイズ」を行いました。好きな食べ物や乗り物を紹介しあったり、自分の好きなものや夏休みの思い出などのクイズを出し合ったりしました。あっという間に時間は過ぎてしまい、「次はいつ交流できるの?」と待ちきれない様子が見られました。ICTを活用した交流を今後も継続していきます。

 

第1回どきどきウォーク

 小学部のどきどきウォークは、1年生は近隣の公園まで教師と手をつないで歩き、公園で活動した後、近くのお店で買い物をしました。2・3・5年生は、公共交通機関を利用し、ショッピングモールへ行きました。
 安全に気をつけて教師と移動する、という目標を達成することはもちろんですが、一連の活動を通して、目的の物をお店で探して買う体験や、店員さんや運転手さんとの関わりを通して挨拶やお礼、質問をするなど、普段の自立活動の時間だけではできない体験をすることができました。
 特に、初めて活動に参加した1年生は、大きな声での「ただいま」とともに、すてきな笑顔で学校に帰ってきました。とてもいい体験ができたことと思います。

 

 

 

 中学部の第1回どきどきウォークを9月4日に行いました。当日の朝はとても涼しい気温でしたが、日差しが強くなりどんどん気温が上昇し30℃に迫る残暑厳しい日でしたが、生徒の「やる気」や「期待感」は高いまま、笑顔で楽しそうに学校から出かけました。
 今年度も、個々の生徒の課題や日々の学習の成果を社会の中で実践できる体験型の行事として生徒とともに自立活動計画を立てました。公共交通機関の利用に慣れ、ルールやマナーを守るや金銭を学習して実際の買い物で体験する、大きな買い物施設に慣れる等様々に目標を持って意欲的に活動しました。帰校したら、すぐに活動目標がどうだったか各自反省をして、2回目のどきどきウォークに活かせるようにしました。

 

 

 

 

参観日・1学期終業式が終わりました。

 7月24日(水)に参観日&1学期終業式が行われました。
 幼稚部の授業では、保護者も交えての「すごろくゲーム」を行いました。毛布ブランコをしたり、こちょばしたりと体をつかった内容が多く、子どもも大人も笑いが絶えない時間でした。
 小学部1年生は国語の授業でした。ひらがなの歌を歌ったり、線のなぞり書きをしたりしました。2年・3年・5年生は図工の授業でした。「第6回こどもアール・ブリュット北海道みらい作品展」に出展する作品を作りました。「好きな物を描く」をテーマに、レーズライターで扇風機を描いた児童、海のイメージから魚を描いた児童、バスを描いた児童と保護者の方が見守っている中、のびのびと自由に表現しながら作品を作り、仕上げることができました。
 中学部では見学旅行、宿泊研修で体験してきたことの発表会を行いました。保護者の方が見守っている中で、生徒たちはうれしそうに発表することができました。生徒たちはゆっくり話をしつつ、そして上手にパソコンを操作しながら保護者の方に活動の様子の写真を見せることができました。
 終業式では、小学部2・3組の児童のみんなが「1学期の学習の成果」を発表しました。充実した1学期を過ごしていたことが伝わってきました。発表の後は教頭先生から「夏休みの過ごし方」についてのお話がありました。昨年と比べ今年から少し長くなった夏休みですが、暑さに負けず元気に過ごしてほしいと願っています。

 

 

令和6年度 小学部5年宿泊研修

7月11日(木)、12日(金)に小学部5年生が美瑛方面へ宿泊研修に行ってきました。
1日目は、旭川駅からノロッコ号に乗って美瑛駅まで行きました。電車の『ガタンゴトン、ガタンゴトン・・』のリズムと音が気に入ったようでした。宿泊先の大雪青少年交流の家では、アロマキャンドル作りを体験し、ペパーミントの香りのキャンドルを完成させることができました。その後、休憩をして夕食を食べ、温泉を入浴し、疲れもあったのかぐっすり睡眠につきました。
2日目は、朝起きて外でラジオ体操を行い、朝食を食べました。部屋の掃除をして外の散策をしました。外では様々な鳥の声を聞くことができ、まさかの大好きなブランコも...。たくさん楽しんだ後、道北バスに乗り、旭川駅まで帰ってきました。駅では、お土産を買い昼食を食べました。
学校では体験することのできないことをたくさんすることができ、児童の成長につながる2日間だったと思います。