学部紹介

幼稚部

1.目標
 ・健康な身体をつくり、生活に必要な習慣を育てる。
 ・身の回りの人や環境と適切に関わる力を育てる。

 

2.学習の様子
(1)遊びの指導
 様々な遊びを通して、体や手指をたくさん動かすこと、お友達と楽しく関わること、集団のルールを守ることなどを学んでいきます。
(2)自立活動
 弱視の幼児は、残存視力を上手に使って物をよく見たり手指を使ったりして操作することを学びます。全盲の幼児は視覚に代わって触覚や聴覚を通して物を認識する力を養います。安全に歩行することや手指を上手に使う練習も行っています。
(3)交流
 近隣の幼稚園や全道の視覚支援学校幼稚部との交流を行っています。歌遊びやゲームなど楽しい活動を通して心を触れ合い、お互いの理解を深めています。

 

3.行事の様子
 6月には運動会があります。小学部や中学部のお兄さんお姉さんと一緒にグラウンドで元気に活動します。
 7月になるとミニプールでの水遊びが始まります。暑さに負けず、元気に水しぶきをあげます。
 10月には、学習発表会があります。劇の中で日頃の学習の成果を発表します。
 12月~2月には、雪遊びをします。雪のすべり台やそり遊びなどをして雪に触れて遊びます。

 

工作 自然 運動
   

 

 

 

 

 

1.目標
・児童一人一人が学習や生活の場面で目標をもち、挑戦したり創造したりしながら行動しようとする意欲や態度を育てる。
・児童が仲間と共に学び活動する中から、認め合い、思いやる心を育てる。

 

2.学習の様子
(1)教科の学習
拡大教科書や点字教科書などを使って、小学校と同じ内容で教科の学習を行っています。
文字や図の見やすさを工夫した教材や触って分かる教材を使って学習しています。
(2)自立活動
 弱視レンズを活用する学習や白杖を使って歩行する学習、点字の読み書き、よく見て作業する学習、生活技能を向上させる学習など個々の課題に合わせた学習を行っています。
(3)交流及び共同学習
 近隣の小学校や居住地の小学校との交流学習では、他校の友達と一緒に授業や行事に参加しています。

 

3.行事の様子
 小学部の友達に加え幼稚部の友達全員が集まって、年に数回学部集会を行います。4月は新しい友達や先生方の紹介を聞いたりします。その他にも「ゲーム大会」「夏祭り」「クリスマス会」など、学年を越えて交流を深めています。
 6月には、遠足があります。動物園やアスレチック、子どもの国、ウォーキングコースなどいろいろな場所に出掛けて自然と親しんでいます。
 9月は、社会見学が行われます。家具工場やリサイクルセンター、市場、空港、菓子工場など地域の特色ある産業について学習を深めます。
  2月には、歩くスキー学習があります。クロスカントリースキーのコースに出掛け、それぞれ目標の距離を目指して取り組みます。

 

国語 生活 学部集会
国語の学習でパーキンスブレイラーで点字を打っている様子 生活の学習にて公園で落ち葉拾いをしている様子 学部集会の様子

 

夏祭り

 

日生

 

スキー学習

夏祭りの様子 日生の様子 スキー学習

 

 

 

1.目標
①人との対話や友達と共に学ぶ活動をとおして、将来の自立や社会参加に向けた生活力や社会性を育てる。
②主体的・対話的な深い学びの基盤となる基礎・基本の学力の定着を図り、自らの課題に気付けるように働きかけ、粘り強く学習に取り組む意欲を育てる。

 

2.学習の様子
(1)教科等の学習
 各教科では、生徒の実態に合わせた目標を基にして学習に取り組んでいます。国語、数学は、年4回定期テストを実施しています。職業家庭では、生徒の実態に合わせて、畑作業や紙すき、清掃活動、洗濯、アイロン掛け作業、物作り活動などの学習を行っています。
(2)自立活動
 小学部で積み重ねてきたことを定着させ、日常生活の中で活用できるようにしています。スムーズな体の動かし方、体力つくり運動、手指の巧緻性の向上等、個々の課題に合わせた学習を行っています。
(3)キャリア教育について
 2年生と3年生が、10月~11月に職場体験学習を行っています。挨拶や身だしなみ、言葉遣い等、働く上で大切なことを、実習を通して学びます。過去の実施では、地域の図書館、鍼灸マッサージ治療院、通所の作業所、農園等で実習を行っています。
 また、「進路講話」では、本校を卒業した先輩を招いて、話を聞く取り組みを行っています。進学先の話や中学校で身に付けておいた方が良いことなど、分かりやすく話をしてくれます。進路を考える良い機会になっています。
(4)交流及び共同学習
 近隣中学校の学校祭に参加して交流しています。また、ICTを活用したオンライン授業交流を積極的に行っています。遠く離れた仲間とモニターを通しての交流ではありますが、同世代の仲間との関わりは貴重な機会となっています。いろいろな方といろいろな形で交流を深めていきたいと考えています。

 

3.行事等の様子 
 9月には、北海道内の4つの視覚支援学校・盲学校が札幌に参集する「北海道盲学校文化体育活動発表大会(文体連)」に参加します。体育活動は、100m走、1500m走(男子)、800m(女子)、ソフトボール投げ、走り幅跳び(点字生は立ち幅跳び)、リレーの種目があります。自分の目標に向かって、全力で取り組んでいます。競技とは別に「交歓会」があり、他の学校の生徒との交流も楽しみの一つです。
 12月には、総合的な学習の時間の取組として、「ゆめどきタイム」があります。お客さんを楽しませる内容を生徒が企画し、自ら運営することを通して、主体性を育みます。
 冬期は、歩くスキーに取り組みます。スキー遠足では、北彩都ガーデンに行きます。

 

定期考査 職業家庭 進路講話
定期考査 職業家庭 進路講話

 

文体連

 

鹿児島盲学校オンライン交流

 

スキー学習

文体連 鹿児島盲学校オンライン交流 スキー学習