1. 8500万年前の北海道は・・・海でした

投稿日時: 2024/08/19 校長

以前、本校で行われました『移動博物館』(※7/8の「校長徒然」記事をご覧ください)でお世話になりました、千歳化石会の古野会長にお誘いいただき、8/11(日)に中川町エコミュージアムで行われました「地層観察会」に参加してきました。当日は前日の雨で川が増水し、目的の地層を見学することはできなかったのですが、河原で化石拾い(「探し」でしょうか?)を行ってきました。
化石が入っている石を『ノジュール』と言うのですが、それを見つけ、ハンマーで割る、というのが一連の作業となります。ただ、この「ノジュール」という石を見つけるのが、まぁ~大変で、炎天下の中3時間、河原を歩き回っては石を割るという作業を延々と繰り返し、何とか目ぼしい石を1つ見つけることができました。エコミュージアムに戻って、さらに石を細かく砕く作業をしたのですが、そこで掘り出したのが下の写真の化石となります。約8500万年前に生息していたアンモナイトの化石だそうで、背面に4列に伸びたひだ(突起)をもつ、めずらしいアンモナイトだそうです。8500万年前という気の遠くなるような太古の地球に生きていた生物を、化石ではありますが間近に見て、触り、その大いなる歴史(時間)の壮大さと共に、今の私たちにも続く生命の不思議さについても強く感じることができました。掘り出した化石は校長室に飾っておりますので、ぜひ見に来てください。

  ※かすかに背面の突起が分かるでしょうか