1. 「防災の日」に・・・

投稿日時: 2024/09/02 校長

9月となりました。朝晩も少しずつ涼しくなり、秋の訪れを感じております。
さて、9月1日は「防災の日」となります。
大正12年(1923年)9月1日に起きた関東大震災を教訓に、9月1日を「防災の日」と定めたそうです。
日本は本当に地震の多い国で、統計的に見るとマグニチュード5.5以上の地震が年1回以上起きていることになります。
少し前の話になりますが、平成16年に起きた「新潟中越地震」の災害復興ボランティアに参加したことがあります。
地震から1週間程が経って現地に入ったのですが、現地はまだ混乱の中にありました。
棚田が続く、山あいの農家の復興に加わったのですが、家は半壊で、高齢の家主は放心したような状況でした。
家主の方と話をしながら少しずつ家財道具を運び出し半日ほどが経った頃でしょうか、憔悴しきった家主の顔にも少しずつ表情が戻り、曲がっていた背筋もまっすぐに伸び、高齢だと思っていた方が、実はそんなに高齢ではないことに気付きました。
災害が人々の心と体に与える影響の大きさと、災害のもつ怖さを感じた瞬間でもありました。

災害など起こらないことが一番ですが、「いつかは起きる」と心に刻み、その備えと対策をしていくことが必要となります。
本校でも、今年は地域の方や行政とも連携し、総合避難訓練を実施いたします。
また、自衛隊の方にもご協力いただき、非常災害時の避難所体験なども実施する予定です。
来るときに備え、子どもたち、教職員、そして地域の方を守るために・・・。