校長徒然

優しい想像力を心に広げて ~全盲の医師 福場将太先生の講演会~

2月2日(日)に、旭川市障害者福祉センター(おぴった)」にて、全盲の医師、福場将太先生による講演会が行われ、私も参加してまいりました。
今回の講演のテーマは「優しい想像力を心に広げて~みんなが暮らしやすい社会について考える~」です。
福場先生はご自身の持病により徐々に視力を失い、20代後半で失明、夢であった医師の道の断念など、当時の失意の心境や病気の恐怖、不安についても語られ、その後の医師への再挑戦、支えとなった医師仲間の存在、「病気は相棒」とまで考えられるようになった心の変遷など、当事者だからこそ語ることのできる貴重なお話を伺うことができました。
語られた言葉はどれもポジティブで、聞くものに勇気や力を与える心温かいものでありましたが、その中で1つ、心に響くお話がありましたのでご紹介いたします。
それは、「病気の回復は困難でも、生活と心の回復は可能である。運命は変えられなくても、人生は変えることができる」というお話です。「視力は回復することが難しくとも、知恵と工夫と訓練次第で生活の回復を図ることは可能であり、生活が充実し、人生に生きがいや希望、満足感を得られるなら、それは病気を克服したに等しい」と語られておりました。
「知恵と工夫と訓練で、人生は自らの手で変えていくことができる」・・本当にそうですよね。
最後に、「みんなが暮らしやすい社会を実現するためには、一人一人が心優しい想像力をもって相手を考えることではないでしょうか」と語りかけておりました。
「心優しい想像力」・・今の私たちには一番必要なことかもしれませんね。
多くの気づきと心の指針をいただけた講演会でした。福場先生、ありがとうございました。

  

  

※福場将太先生の書籍「目が見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと」に直筆のサインをいただきました。

雪像「旭ディアー」誕生いたしました!

ついに、雪像「旭ディアー」完成いたしました。
構想2か月、制作1週間。
みなさんの協力、応援のおかげもあり、イラストの世界から実際の世界へと、雪像「旭ディアー」誕生いたしました。(拍手)
本当にたくさんのご協力、応援ありがとうございました。
「旭川冬まつり」は2/6(木)~11(火)の開催となります。
旭川盲学校の子どもたちも、「ドキドキウォーク(校外学習)」で「旭川冬まつり」に見学に行く予定となっております。
ぜひ、実際の雪像「旭ディアー」を間近に見て、触って、その大きさや愛らしさを肌で感じとってほしいと思います。
本当にありがとうございました。

  

  

鬼は外、福は内

気がつけば今日で1月も終わり、明日から2月となります。
早いですね~。
暦の上で、冬と春とを分ける「節分」ですが、今年は2月2日(日)がその日にあたるとのこと。
というわけで、本日は幼稚部におきまして、節分の豆まきが行われました。
節分の豆まきに関する絵本を読んで気分を盛り上げ、みんなで「鬼退治ゲーム」を楽しみました。
最後の豆まきタイムでは、な・な・なんと、本物の鬼も登場。
やっぱり本物の鬼は迫力が違いますね。
顔を引きつらせながらも、勇気を振り絞って豆をまく幼児もおりました。
最後はみんなで力を合わせ、鬼を退治することができていましたね。(よかった、よかった)
これで今年は鬼も外に行ってしまいましたので、学校には福が来るばかりですね。
幼稚部のみなさん、鬼退治ご苦労様でした。

  

  

  

「旭川冬まつり」雪像制作③

「旭川冬まつり」雪像づくりも終盤を迎えております。
昨日は細かな箇所の制作や手直し、仕上げの作業を行いました。
少しずつ『旭ディアー』に近づいていく雪像に手ごたえを感じつつおります。
また、昨日は、寒い中ですが児童と保護者が応援にも駆けつけてくれました。
寒い夜の作業となりますが、心が温まりますよね。
本当にありがとうございました。
さあ、いよいよ本日の作業が最終日となります。
感動のフィナーレ、『旭ディアー』完成・・いえいえ、「誕生」に向けて、もうひと踏ん張り。
がんばります!

  

  

 

今日も「いただきます」

本日3校時に全校集会が行われました。
本日のテーマは「食育」。
石森栄養教諭より、普段食べている給食のことや食事中のマナー、体によい食習慣などについてお話がありました。
最初に給食の歴史について、石森先生自作の唄『昼に食べる』と画像による説明が行われ、給食の始まりやその歴史について知ることができました。(石森先生、唄は・・鐘2つですね笑う
次に「給食〇✕クイズ」が行われ、給食に関する10問のクイズに挑戦しました。
正解、不正解に一喜一憂する子どもたちでしたが、私も考えてしまう難問もあり、大変勉強になりました。
最後に、いつもおいしい給食をつくってくれる調理員さん方の紹介と感謝の気持ちが話されました。
本当にそうですよね。
いつもおいしい給食をありがとうございます。
「食べる」って、本当に幸せですよね。
今日も感謝を込めて「いただきます」。