校長徒然

備えあれば・・・

9月は「防災月間」となります。
今年、1月1日の石川県能登半島地震の記憶がまだ新しいうちに、今回の大雨災害・・・
被災された方々の気持ちを思うと、やりきれない気持ちになります。
私たちにできることは何なのか・・・
答えはすぐには見つかりませんが、少なくとも今できることは、被災された方々を思い、自分事として考えることではないかと考えます。

本校でも、「防災月間」ということで、学校掲示物も防災に関するものとなっております。
本校の養護教諭により、災害時の安全や衛生状況改善に関する掲示をしております。
いざ災害となれば、使用できる物も限られたものとなり、そうした物を工夫して、災害時の衛生状況がグンっと改善する様々なアイデアが掲示されております。
災害はいつ何時起こるか分からないもの。
だからこそ、自分事として考え「備え」を怠らないこと。
それが大切なのではないかと、強く、強く、思います。

  

交流の秋 ~幼稚部・中学部の交流学習~

本日は幼稚部、中学部で交流学習が行われました。
幼稚部では、旭川市の「みその幼稚園」から3~5歳児クラス29名の園児が来校し、本校幼稚部の幼児との交流活動を行いました。
さすがに31名もの幼児が集まるとにぎやかですね~。
箱積みゲームや箱運びリレーなど、たくさんの園児と一緒にゲームを楽しみました。

また、中学部では英語の授業で、道内盲学校3校をオンラインで結んだ交流学習が行われました。
それぞれの自己紹介(もちろん英語ですよ)の後、ALT(外国語指導助手)の先生による3択クイズなどで交流し合いました。

秋は勉強するにも、運動するにもちょうどよい季節。
これからも、こうした交流の機会を通して、たくさんのことを学び、吸収していってほしいですね。
みその幼稚園のみなさん、札幌視覚支援学校、帯広盲学校のみなさん、ありがとうございました。

  

  

   

食欲の秋 ~寄宿舎「お食事会」~

「〇〇な秋」シリーズで、本日は「食欲の秋」をご紹介いたします。
昨日9月18日に、寄宿舎の「お食事会」が行われました。
場所は旭川市の洋食店「氣くらし」さんです。
昨年もお世話になったお店ですが、今年もおいしい食事をいただきました。
写真を見ていただければわかると思いますが、皆満面の笑顔ですよね!
おいしいって幸せですよね。
「氣くらし」のみなさま、本当にありがとうございました。

  

  

スポーツの秋 ~居住地校交流~

昨晩は『中秋の名月』でしたが、みなさんは月を見られましたか。
ちょうど旭川からは大雪山方向に月が見え、幻想的な月夜でした。
日一日と秋の深まりを感じますね。

さてそんな秋を迎えた旭盲ですが、今回は「スポーツの秋」をご紹介いたします。
本日は小学部2年生の居住地校交流が行われ、居住地校でのマラソン(長距離走)に取り組みました。
忠和スポーツ公園の周回コースを走るマラソンでしたが、たくさんの人数で走ることもいいですよね。
秋晴れの中、本校児童も懸命に走っておりました。
よい汗を流しましたね。

  

※学校ホームページのアクセス数が令和6年4月からの累計で60000カウントを超えました!
 いつもご覧いただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

教育実習

本日より教育実習がスタートいたしました。
2名の実習生が、それぞれ小学部、中学部に所属し、子どもたちの指導や校内業務等について実地実習を行います。
本日1時間目の初めに、児童生徒への紹介も行われ、子どもたちからは温かい拍手で迎えられました。

大昔の話になりますが、自分の教育実習も、初日は緊張でよく覚えていなかったことを思い出します。
2人もきっとガチガチなのではないでしょうか(笑)

教師の仕事は人を育てる大変やりがいのある職業です。
と同時に、人を育てながら、実は自分も育てられている素晴らしい職業でもあります。

多くの気付きとたくさんの感動を得られる教育実習にしてください。
3週間、よろしくお願いします。

  

4校オンライン交流学習(旭川・京都・愛媛・鹿児島)

本日、小学部2年生の授業で、京都府立盲学校、愛媛県立松山盲学校、鹿児島県立鹿児島盲学校とをオンラインでむすび、4校による交流学習が行われました。
どの学校も小学2年生の在籍が1名ということで、同じ学年の友だちと交流できる貴重な機会となります。
本日は初顔合わせということもあって、かなり緊張しながら参加していた児童もおりましたが、自己紹介の後のクイズ大会では互いの答えに質問しあう様子も見られ、だいぶ打ち解けた感じでありました。
交流の最後には、「次はいつ交流するんですか?」という質問も児童から出ており、この交流を本当に楽しみにしているのですね。
日本地図上に、旭川から京都、京都から愛媛、愛媛から鹿児島と線で結ぶと、ほぼ一直線となります。
これからも幾多の交流機会を通して、日本の北から南まで、友情の線がもっともっと太くなっていくといいですね。

  

第56回北海道盲学校文化体育活動発表大会

本日、札幌円山陸上競技場で行われました「第56回北海道盲学校文化体育活動発表大会」に出場してきました。

秋晴れの中、選手5名は自分たちのもてる力を十二分に発揮し、力いっぱい走り、跳び、投げました。

最後の400mリレーでは、一本のバトンを4人でつなぎ、最終走者の中学3年生が万雷の拍手の中、見事にゴールすることができました。

選手のみなさん、本当にお疲れ様でした。

この「北海道盲学校文化体育活動発表大会」、来年はここ旭川を会場に大会が行われます。

来年はどんな感動が待っているのでしょう。

来年の大会も大変楽しみですね!

  

  

北海道盲学校文化体育活動発表大会 壮行会

明日9月11日より、札幌視覚支援学校、円山競技場を会場に行われます「北海道盲学校文化体育活動発表大会」に向け、本日は壮行会が行われました。
道内の視覚支援学校4校が集まって行われるこの大会。
体育活動(陸上競技)の他、文化活動(点字、珠算)の競技会も行われます。
本校からは「体育活動」の大会に5名の児童、生徒が出場します。
壮行会では、選手一人一人から大会にかける意気込みが発表され、応援の児童からは、応援ソングとダンスの激励が贈られました。
明日11日の交歓会ののち、12日に札幌円山競技場で陸上競技会が行われます。
パラリンピックも先日閉会し、日本のメダルラッシュに沸いていた時でもありますので、旭盲のメダルラッシュも・・・
と期待もしてしますが、結果云々よりも、ケガなく普段通りの力を発揮してくれたらいいですね。
選手のみなさん、頑張ってください!

  

  

雪だるまさんも衣装替え

9月も2週目に入り、朝晩もめっきり涼しくなってきました。

日を追うごとに秋の気配を感じております。

さて、そんな初秋を迎えた旭川盲学校も、児童生徒玄関前にある雪だるまのモニュメントが、ハロウィン仕様へと衣替えしております。

清掃員の方々が季節ごとに衣装を替えてくれているのですが、この季節はやっぱりハロウィンですよね。

いつもありがとうございます。

  

 

忘れないこと

6年前の今日(9/6)午前3時7分、胆振地方中東部に、最大震度7を観測する大地震があったことを覚えているでしょうか。
全道に及ぶ大規模な停電『ブラックアウト』もあり、みなさんの記憶にも新しいのではないかと思います。
あれから6年も経つのですね。
44人もの尊い命が奪われ、多くのケガ人も出ました。
本校でも本日は半旗にし、その弔意を表しております。
私たちにできることは、この地震があったことを忘れないこと。
この地震から得た教訓を、これからの未来につなぐことだと思います。
6年前の今日、「胆振東部大地震」があったことを忘れません。

  

※本校でも今年度、地域、行政と連携した『総合避難訓練』を行います。2枚目写真はその案内パンフになります。

北星中学校 ~総合的な学習の時間~

本日は旭川市立北星中学校、中学2年生の「総合的な学習の時間」の学習活動で、25名の中学生が来校されました。
「コミュニケーション」をテーマに、視覚に障がいがある方の理解や点字について学んでいきました。
点字の学習では、自分の名前を点字タイプライターで打ちこむ活動も行い、それぞれが点字の名刺を完成させていきました。
また、中学生からの質問では、本校の全盲の教員に、「美術館ではどのように絵を鑑賞するんですか」など、鋭い質問もありました。
本当にそうですよね。どうしているのでしょう。
やはり、美術館の作品を手で触れることはできないので、ガイドの方に作品について解説してもらったり、音声ガイド機器がついている美術館で鑑賞するなど、実際の方法や様子について話されておりました。
ガイドの話を聞きながら、その作品をイメージするそうなのですが、イメージと同時に、その作品に関わる音や音楽なども連想されるとの話もあり、目で見ずとも、豊かな鑑賞ができるのだな~と、私も感心してしまいました。
最後には「白杖」や「拡大教科書」の写真を撮っていく生徒もおり、何か一つでも、新たな学びや気付きを得られたのであればうれしいです。また何かあれば、ぜひ来校してくださいね。

  

  

  

昨日の答えですが、「しいたけ」でした。 ※「しぃ~(静かに)たけ」だからですよ眼鏡

アウルの会 ~絵本の読み聞かせ会~

旭川市の絵本読み聞かせサークル『アウルの会』様にご協力いただき、月に1回、寄宿舎で絵本の読み聞かせ会を開いております。
『アウルの会』のみなさまには、長きにわたり子どもたちのために読み聞かせ会を開いてもらっており、今回も夏休み明け最初の会ということで、大変楽しみにしておりました。
4つのお話を聴くことができ、最後の『なぞなぞタイム』では、思わずクスッとしてしまう楽しいなぞなぞをみんなで楽しみました。
それではみなさん問題です。いつも静かにしている『たけ』はなんでしょう? (※答えは明日の「校長徒然」で!)

  

  

逆もまた真なり

本日は中学部の「どきどきウォーク」。
昨日同様、晴天の中、みんな元気に出発していきました。
今日はどんなドキドキが待っているんでしょうね。

学生の頃の話ですが、心理学の授業で「メンタル・コントロール」について学んだことがあります。
緊張状態にある方の緊張をほぐすときによく聞く言葉として「体の力を抜いて・・」というのがあります。
「体の力を抜く」、実はこれが意外と難しいんです。
では、そのような時にどうするか。
逆に『力(りき)む』のだそうです。
体に、ぐっーと力を入れて、そして力を抜く。
その時の状態が、体の力が抜けた状態なんだそうです。

何を言いたいかというと、時々意識的にドキドキするような、やや興奮状態をつくることで、その後の行動が逆に落ち着くということ。
不思議ですよね。
『逆もまた真なり』なんですね。

中学部のみなさん、ドキドキ、ワクワク、楽しんできてくださいね!

  

  

小学部「どきどきウォーク」

本日は小学部の「どきどきウォーク」の日。
雲一つない晴天の中、元気に出発していきました。
「みんな、ドキドキしているんだろうな~」と思いきや、意外にリラックスした様子。
ただ、見送る私たちは・・・やっぱりドキドキですね。

  

  

「防災の日」に・・・

9月となりました。朝晩も少しずつ涼しくなり、秋の訪れを感じております。
さて、9月1日は「防災の日」となります。
大正12年(1923年)9月1日に起きた関東大震災を教訓に、9月1日を「防災の日」と定めたそうです。
日本は本当に地震の多い国で、統計的に見るとマグニチュード5.5以上の地震が年1回以上起きていることになります。
少し前の話になりますが、平成16年に起きた「新潟中越地震」の災害復興ボランティアに参加したことがあります。
地震から1週間程が経って現地に入ったのですが、現地はまだ混乱の中にありました。
棚田が続く、山あいの農家の復興に加わったのですが、家は半壊で、高齢の家主は放心したような状況でした。
家主の方と話をしながら少しずつ家財道具を運び出し半日ほどが経った頃でしょうか、憔悴しきった家主の顔にも少しずつ表情が戻り、曲がっていた背筋もまっすぐに伸び、高齢だと思っていた方が、実はそんなに高齢ではないことに気付きました。
災害が人々の心と体に与える影響の大きさと、災害のもつ怖さを感じた瞬間でもありました。

災害など起こらないことが一番ですが、「いつかは起きる」と心に刻み、その備えと対策をしていくことが必要となります。
本校でも、今年は地域の方や行政とも連携し、総合避難訓練を実施いたします。
また、自衛隊の方にもご協力いただき、非常災害時の避難所体験なども実施する予定です。
来るときに備え、子どもたち、教職員、そして地域の方を守るために・・・。

  

どきどきウォーク

「どきどきウォーク」 まずもってネーミングがいいですよね。
来週、小学部、中学部で、校外学習「どきどきウォーク」が行われます。
それぞれ子どもたちの学年や興味・関心等に合わせて行われる市内散策なのですが、子どもたちのドキドキ感が伝わってくるようで、なんかいいですよね。
この行事はかなり以前から行われている本校の恒例行事らしく、本校の卒業生である教職員にその時の話を聞くと、当時からかなりドキドキな市内散策だったようです。
よい天気になるといいのですが、少し気になるのが台風・・・。
進路が読みづらい台風で、この点については、こちらがドキドキですね。
晴れますように!

  

元気があればなんでもできる!

本日は雲一つない快晴の旭川。
子どもたちも元気に登校しております。
「天気」と「元気」 どことなく似ている漢字、ことばですが、そのどちらにも使われているのが「気」という字。
これは「状態」を表す字となりますので、「天気」は天の状態、「元気」は元の状態とも言い表せます。
長い夏休みが終わり、いつもの日常に戻った学校も元の状態に戻ったわけで、やっぱり「元気」なんでしょうね。
元気があれば何でもできる!
今日も旭川盲学校は元気です!

  

知の喜び

「知の喜び」 知らないことを知り、未知なるものに触れることは喜びである。
以前勤めていた学校の卒業生で、難病で身体が思うように動かせないながらも、放送大学で『古典』を学ぶ方がおりました。
話を伺うと本当に楽しそうに、目を輝かせながら『古典』の世界について話してくれました。
そんな彼の姿を見ていて、本当に『知る(学ぶ)』とは喜びなんだなと思ったことがあります。

先日、この「校長徒然」でも紹介しました『ネオクリオセラス・スピニゲルムの化石』ですが、早速小学2年生の児童が校長室に見に来てくれました。
化石を触りながら「なんで石の中にあるの?」、「ネオクリオセラス・スピニゲルムって何?」など、素直な疑問を声にしていました。
そう、その疑問をもつことが大切なんです。
「知りたい」と思うことの第一歩は、まず疑問をもつことですからね。

こうした子どもたちの姿を見ることも、また、喜びですね。

  

本日より2学期スタート!

本日より2学期がスタートしました。
長期休業明け、どんな顔をして登校してくるのか子どもたちの姿を見るまでは不安でもありましたが、皆元気に、笑顔で登校し、一安心しております。
やっぱり学校の主役は子どもたちですね。
廊下に響く子どもたちの笑い声、歌声、それに続く先生たちの声。
一気に花が咲いたように、学校中が明るくなりました。

2学期は学習発表会など、大きな学校行事も控えております。
また、本校としては初の取組となる、保護者、地域を交えた『1日防災学校(総合避難訓練)』も予定しております。
まずは、幼児・児童・生徒の皆さん、2学期もしっかりがんばっていきましょう。
そして保護者、地域の皆様、2学期もどうぞよろしくお願いいたします。

  

  

  

理科薬品及び予算管理等に関わる実地点検

「理科薬品及び予算管理等に関わる実地点検」、字にすると何やら難しくなりますが、簡単に言うと定期的に行う学校状況の点検となります。

本日は上川教育局道立学校運営支援室から3名の方が来校され、学校事務状況の点検、確認の他、自身の研修も兼ね、学校事務業務の実際について学ばれていきました。

学校内外問わず、子どもたちが安全に、安心して学ぶことができるよう、本当に多くの職種の方が働いております。

普段はなかなか目にすることのない光景ですのでご紹介いたしました。

学校運営支援室のみなさん、いつも本当にありがとうございます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。