校長徒然

心に残る授業を

この『校長徒然』でもご紹介しました、年末に放送されましたNHKの「ファミリーヒストリー」、ご覧になられたでしょうか。
俳優の大泉 洋さんのルーツをたどる番組だったのですが、大泉 洋さんのお父様、大泉恒彦さんが旭川盲学校で勤務されていたこともあり、本校の全景と共に、当時の指導の様子などが紹介されておりました。
大泉恒彦先生が本校で勤務されていたのが昭和34年4月から昭和41年3月まで、今から60年以上も前のこととなります。
当時、教え子であった方から、大泉先生の「理科」の授業の様子が紹介されておりましたが、60年以上も前のことを克明に、しかも大変うれしそうに話をされていたのがとても印象的でした。
教師目線から言えば、これほど教師冥利に尽きることはないですよね。
改めて、教育のもつ大きさと同時に、その責任の重さも感じた瞬間でありました。
私たちもよく、「1回、1回の授業を大切に!」と言われてもきましたし、後輩の先生方には言ってもきました。
まさしく、それを体現する、また実感できるエピソードであると感じております。
『子どもたちの心に刻む、心に残る授業を!』、今年のキーワードですね。

  

※NHKが学校を撮影しに来た時の様子です。学校を撮るNHKを、私(校長)が写真で撮っております。笑う

変化と再生

令和7年がスタートいたしました。
昨年は能登半島地震や羽田空港航空機事故など、「災害」で幕を開けた一年ではありましたが、今年は穏やかに一年がスタートし、ほっとしております。
巳年の今年は、脱皮するヘビの習性から「変化と再生の年」とも言われております。
実は私たち人間も日々「変化と再生」を繰り返していることをご存じでしょうか。
人間のからだは60兆個もの細胞からできており、毎日3000億個もの細胞が壊れ、新たに再生していく、これを繰り返しているそうです。
年をとった私など、再生しないのでは・・いえいえ、そんなことはありません。
生きている限り、この「変化と再生」を繰り返していくのです。
そう思うと、「昨日の私と今日の私は違う」というのは正解なのですね。
今年一年も、よりよく変化し、よりよく再生(成長)していきたいですね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

※学校HP、並びに『校長徒然』をご覧いただきありがとうございます。
 今年度、4月からアクセス数が110,000件を超えました。ありがとうございます。
 今年も旭川盲学校の「今」をお伝えしてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

  

今朝(1/6)の学校の様子です。大雪です・・

雪降る年の瀬に・・・

本日も旭川は雪がしんしんと降っております。
音もなく、ゆっくりと落ちる雪を見ながら、今年4月からの学校を振り返っておりました。
子どもたちの笑顔、教職員の働く顔、保護者、地域、関係者のみなさまの暖かいまなざし・・・。
そのどれもが光っていて、あたたかい気持ちになります。
令和6年、本当にありがとうございました。
令和7年はどのような年となるのでしょう。
平和で穏やかな社会が続き、また一年、笑顔で過ごせる年であってほしいと願います。
令和7年も、旭川盲学校をよろしくお願いいたします。
みなさま、よいお年を!

※体調を崩し、終業式の日に会うことのできなかった幼稚部の幼児が本日来校してくれました。
 元気な様子が伺えて本当に安心しました。よかった!

  

  

NHK「ファミリーヒストリー 大泉洋 ~北の大地に希望を託して~」

年末にNHKで放送されます「ファミリーヒストリー」に俳優の大泉 洋さんのご家族の歴史が紹介されます。
実は大泉 洋さんのお父様は元教員で、昭和34年から昭和41年までの7年間、旭川盲学校に勤務されておりました。
ぜひ、お時間がありましたらご覧ください。

放送日 12月29日(日)19:30~ NHK総合「ファミリーヒストリー 大泉洋 ~北の大地に希望を託して~」
    ※再放送は令和7年1月4日(土)16:45~ からもあるそうです。

番組紹介HP → こちらをクリックください

学びの冬です ~旭盲伸進会「弱視レンズについて」~

本日は旭盲伸進会により、「弱視レンズについて」というテーマで校内研修が行われました。
弱視の方が使う単眼鏡やルーペについて、実際の使用を通じたその見え方や使い方について学び合いました。
私も視力を落とすゴーグルをつけ、実際に単眼鏡を使用して黒板を見てみたのですが、学習に活用できるまでの訓練の必要性やその難しさを身をもって知ることができました。
と同時に、iPadなど、指の動きで簡易に画像を拡大できるICT機器が、いかに弱視の方の学習や生活に有効なものかもわかりました。
こうやって、実際に体験したり、みんなで共有できる機会は本当に大切ですよね。
よい学びの機会となりました。ありがとうございました。