校長徒然

春を乞う

本日は晴れの旭川。気温も高めで、13時現在、旭川の気温は3℃。今日は暖かいですね。
今冬の旭川で最も気温が下がったのは12月22日で、気温は-18℃。そして今夏(2024年)最も暑かった日の気温が35℃。
その差53℃。すごい・・
一年の寒暖差が大きな地域は亜寒帯に属する国や地域が多いのですが、北海道も亜寒帯(冷帯)に属し、その中でもここ上川地方は特に寒暖差が大きい地域となります。
それだけ自然が厳しいわけですから、冬の終わり、春の訪れは、それはそれはうれしいですよね。
春はもう少し先ですが、春っぽい校舎の写真と共に、元気な子どもたちの様子をご覧ください。

  

  

  

  

道内視覚支援学校・盲学校「交流給食」~帯広盲学校編~

本日は、道内視覚支援学校・盲学校「交流給食」の日。
今回は帯広盲学校の人気メニュー「揚げイモの肉じゃが」となります。
ご飯によく合う、大変おいしいメニューでした。
食堂では帯広盲学校の子どもたちによる「揚げイモの肉じゃが」紹介ビデオも流れ、上手な紹介に感心しながらいただきました。
旭川盲学校の子どもたちもおいしそうに食べていますね。
帯広盲学校のみなさん、おいしいメニューをありがとうございました。

  

  

  

スキー学習 ~旭川・北彩都歩くスキーコース~

本日は小中学部合同のスキー学習の日。
JR旭川駅そばの「北彩都歩くスキーコース」を滑走いたします。
天気にも恵まれ、バスに乗り込む子どもたちもとても楽しそうですね。
スキーのコースは、旭川で有名なクロスカントリースキーの国際大会「バーサーロペット」のコースともなる大変滑りやすいコースとなります。
子どもたちも大変気持ちよさそうに滑っておりました。
よい経験になりましたね。

  

  

  

卒業記念写真

本日昼休みに、幼児・児童・生徒、教職員の全体集合写真(卒業記念写真)撮影がありました。
これは旭川盲学校に代々伝わる恒例行事で、体育館までの渡り廊下に歴代の集合写真が飾られているのですが、古くは昭和51年の集合写真から飾られております。
みんなよい顔で撮れたでしょうか。出来上がりが楽しみですね。

  

  

花カレンダー ~藤枝順心高校・インターアクト部~

児童・生徒玄関横に飾られている「花カレンダー」。
これは静岡県にある、藤枝順心高校・インターアクト部のみなさんから寄贈していただいたカレンダーとなります。
点字で表記されたカレンダーと共に、季節の花とその「花言葉」が紹介されています。
2月の花は「チューリップ」、花言葉は「愛の告白」です。
藤枝順心高校・インターアクト部のみなさん、きれいなカレンダーをありがとうございます。
子どもたち、そして私たち教職員も、きれいな花とその花言葉に毎日癒されております。
あたたかい気持ちになりますね。

  

※藤枝順心高校・インターアクト部のみなさんからいただいた点字の紹介文です。

「私たちインターアクト部では、1月から部活動の一環として、点字カレンダーの制作に取り組んでいました。
 今年は310部ほどのカレンダーを作り上げることができました。
 みんなで心を込めて制作したカレンダーが、一人でも多くの方々のお役にたてれば幸いです。
 藤枝順心高校 インターアクト部」

寄宿舎・冬季避難訓練

本日夕方、寄宿舎におきまして火災を想定した避難訓練が行われました。
冬はストーブやヒーターなどの火器を使う場面も多くなり、火事の危険性も高まる季節となります。
もしもの時に備え、冬季ではありますが避難訓練を実施いたしました。
まずは火事を出さないことが一番ではありますが、『絶対』はないですので、様々な場面や状況を想定した訓練は必要となりますよね。
いついかなる時も「自分の命を守る」行動がとれるよう、みんなで災害に備えていきましょう。

  

  

中学部・鹿児島盲学校との交流

本日5・6校時に、鹿児島県立鹿児島盲学校中学部生徒と本校中学部生徒とのオンラインによる交流活動が行われました。
これまでも定期的に交流活動を行ってきましたが、今回が今年度最後の交流となります。
つい先日ですが、本校中学部生徒より、旭川の「雪」と学級菜園でとれた「じゃがいも」を鹿児島盲学校に送ったのですが、その「雪」を触った感想や、「じゃがいも」のお礼の言葉などがあり、両校、和気あいあいとした雰囲気の中、交流活動がスタートしました。
送った「雪」については、「雪が本当にサラサラで、これが『粉雪』なんだと感動しました。」等の感想が述べられておりました。
また質問もあり、「旭川の気温は?」との問いに、「今日は最高気温が-3℃、最低気温が-9℃、比較的暖かい日です。」との答えに、鹿児島盲学校の生徒は大変驚いておりました。ちなみに、その時の鹿児島の外気温は20℃だそうです。暖かいですね~。
その後も「自己紹介ビンゴゲーム」や「ジェスチャーゲーム」などが行われ、両校の交流を深めることができました。
鹿児島盲学校中学部のみなさん、本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。 

  

  

  

※鹿児島盲学校に送った『雪』を詰めている様子です。

好循環(こうじゅんかん)

本日は晴れの旭川。オホーツクの街にも流氷接岸とのニュースも流れていましたが、寒い朝を迎えております。
北海道に流れ着く流氷は、遠くロシアを流れるアムール川河口の水が凍り、海流や風に流され、長い時間をかけて北海道まで流れ着くと聞きます。
ロシアのタイガ(針葉樹林帯)を流れるアムール川から流れる流氷には、豊かな植物プランクトンが含まれ、それをエサとする動物プランクトンを豊かにし、豊富な動物プランクトンはそれをエサとする魚類を豊かにし・・と、食物連鎖の好循環を生む源にもなっているとのこと。
1つのよいことが次のよいことにつながり、また次のよりよいことにも続く・・
私たち人間の世界でも、よい循環を生む最初のきっかけは、小さな、ほんの小さなよいことからなのでしょうね。
旭川盲学校も、毎日「小さなよいこと」がたくさん生まれていますね。

  

   

 

三寒四温(さんかんしおん)

2月も中旬が過ぎ、日一日と近づく3月の声に、春の訪れを気にせずにはいられない時期ともなってきました。
が・・ここ連日の雪。
雪はもういいのではとも思うのですが、そうそう簡単には季節は変わってはくれませんよね。
『三寒四温(さんかんしおん)』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
実はちょうどこの頃の時期のことを言うのですが、寒い日と暖かい日が周期的に訪れる、冬の終わりごろのことを指します。
季節は行きつ戻りつしながら、少しずつ、本当に少しずつ冬から春へと変わっていく。
で、気がついたらいつのまにか春へと変わっている。
春はもう少し・・なのでしょうね。
さて、本日は雪の旭川ですが、旭川盲学校の子どもたちは今日も元気に、学習に、運動に励んでおります。
3月修了式まで数えてあと24日。
春の訪れ同様、「気がついたら年度の終わりの時期を迎えていた」ということがないよう、ここからが大事ですよ。
一日一日を大切に、令和6年度を『よし』と終われるよう、充実した毎日を過ごしていきましょう!
春はすぐそこですよ。

  

  

※中学部生徒(中3)には一足早く春がきました!お祝い

中学部「一日体験入学・入学説明会」

本日は中学部の「1日体験入学・入学説明会」の日。
元気な新1年生が参加してくれました。
3時間目の「職業・家庭」では中学部の先輩方とクリーニング作業を行い、一緒にクリーニングの注文を取りに行く場面も。
物怖じすることなく、先輩や先生方に話しかけ、注文を受けることができておりました。
すばらしい! 
春はもうすぐですね。

  

  

小学部「一日体験入学・入学説明会」

本日は、新年度、本校小学部に入学いたします新1年生の「一日体験入学・入学説明会」が行われました。
いつもと違う環境に少し緊張気味の様子でしたが、授業の体験などを通して少しずつ緊張もほぐれ、笑顔で参加することができていました。
3時間目の「生活」の授業では、現1年生の2人と一緒に「大きなはらぺこあおむし」づくりにも取り組みました。
それぞれ色をつけたり、シールを貼ったりと、オリジナルの「はらぺこあおむし」をつくっておりました。
出来上がった「はらぺこあおむし」をもって、みんなで記念写真。みんな、よい笑顔ですね。
4月が来るのが本当に待ち遠しいですね。

  

  

  

全国特別支援学校文化祭『全国盲学校長会長賞』受賞

快挙です。
本校小学部1年生の中井 太希くんが、この度「全国特別支援学校文化祭」におきまして、『全国盲学校長会長賞(写真部門)』をいただきました。
全国盲学校で2人、また、受賞者としては最年少ということで、2月8日(土)に、東京にあります「りそなグループ東京本社」で行われました表彰式に参加して参りました。
大勢の受賞者や来賓に囲まれ、さぞや緊張したのではと心配したのですが、一緒に行かれた保護者の方にお話を伺うと「緊張した様子も見せず、笑顔で表彰を受けることができました」とのこと。
さすが、本番に強いですね。
賞状のほか、盾、メダル、りそなグループイメージキャラクター「りそにゃ」のぬいぐるみなど、たくさんの賞を受け、元気に学校に戻ってきております。
太希くん、本当におめでとう。やったね!

  

  

逃げる2月

2月もスタートして早10日。
「2月は逃げる」とも言われますが、2月は他の月よりも日数も短く、本当にそう思いますよね。
ではなぜ、2月は他の月よりも日数が短かいのでしょうか・・・みなさん考えたことありますか。
なんでも、古代ローマで使われていた暦において、現在の2月が一年の終わりの月であり、一年の長さを最後の月で調整したためと言われています。
古代ローマにおいては2月が一年の最後の月だったんですね・・。
そう思うとなおさら、『2月を逃がさないためにも、1日1日をしっかり過ごさねば』と思うこの頃です。
さて、2月の旭川盲学校、子どもたちは元気いっぱい、学習に、運動に、遊びに取り組んでおります。
元気な子どもたちの様子をご覧ください。

  

  

  

  

中学部「どきどきウォーク」~「旭川冬まつり」見学~

本日は中学部の「どきどきウォーク」の日。
「旭川冬まつり」見学に行きました。
天気は晴れ、気温もそんなに低くもなく、絶好の校外学習日和でした。
さすがは「旭川冬まつり」ですね。外国からの観光客がたくさんで、遠くはネパールから来ましたという方もおりました。
子どもたちも様々な雪像を見学したり、大雪像に登ったり、バナナボードに乗ったりと、冬のおまつりを楽しんでおりました。
さて、肝心の旭川盲学校の雪像「旭ディアー」ですが、外国の方は日本のアニメのキャラクターかと思うのでしょうか、意外にもうけがよく、写真を撮っていく方が多くおられました。
その様子を撮る私ですが・・・なんかうれしいですね。

  

  

※「公式 旭川冬まつり・雪像紹介ページ」です → こちらをクリック!

自然の驚異・・・

本日は久しぶりに雪の旭川。
2日前には道東を中心に一晩で100cmを超える記録的な降雪ともなりましたが、旭川は例年に比べ雪の少ない冬となっております。
ここ最近の暖かさもあって感じるのですが、自然の周期といいますか、パターンが少しずれてきている感じがします。
やはり、温暖化など、地球規模の変化の影響なのでしょうか・・。
さて、この「校長徒然」でもお伝えしてきましたが、本日より「旭川冬まつり」が開催されます。
今年は、旭川盲学校として、スクールキャラクター「旭ディアー」の雪像を制作し、出品しております。
ぜひ、会場に行かれましたら、ご覧いただけましたら幸いです。
ただ・・、実は制作した後の暖かさもあり、大分顔のあたりが溶けてしまいまして、今の「旭ディアー」、少しスリムになっております。
昨日直しに行ったのですが、「制作期間後の手直しはできません」とのことで、できませんでした。(涙)
あのふっくらお顔がチャームポイントだったのですが・・すみません。
写真とは少し違っているかもしれませんが、「旭ディアー」に会いに行ってください。

 

※制作直後の「旭ディアー」です。

 

道内視覚支援学校・盲学校「交流給食」

道内に4校あります視覚支援学校・盲学校におきまして、各校の特色ある給食メニューを共有し、4校で同じ給食を食べる『交流給食』が行われております。
昨日は、旭川盲学校の人気メニュー「醤油ラーメン」が各校で提供され、みんなでおいしいラーメンをいただきました。
本日は札幌視覚支援学校の人気メニュー「クロックムッシュ」です。
子どもたちもおいしそうに食べておりました。
さて、ここで豆知識。「クロックムッシュ」、フランス語で『カリカリかじる紳士』という意味なのですが、「クロックマダム」、『カリカリかじる淑女』という食べ物もあることをご存じでしょうか?
なんでも、クロックムッシュに目玉焼きがのっていると「クロックマダム」になるそうです。
マダムの方がちょっと高級ですね興奮・ヤッター!
おいしい、そして楽しい給食をありがとうございます。

  

  

  

  

第3回学校運営協議会

本日、今年度第3回となります学校運営協議会が開催されました。
今回の会議では、令和7年度の学校経営方針、グランドデザインの説明、協議の他、今後の学校活動に関わります様々なご意見やアドバイスをいただき、それらについて熟議を進めることができました。
直近の話題では、「旭川冬まつり」への雪像づくりを通した参加の様子も紹介させていただき、改めて地域と共にある学校づくりの大切さや重要性についても確認することができました。
また会議の最後には、中学部の生徒たちより、「職業・家庭」で制作した木製のペン立てのプレゼントもあり、子どもたちの学習の成果についても披露することができました。
子どもたちを真ん中において、学校、家庭、地域の方々集い、子どもたちの未来を、学校のこれからを語り合える場があることは大変すばらしいことですよね。
旭川盲学校の子どもたちのみならず、地域のすべての子どもたちにとって、よりよき未来、よりよき社会となるよう、今後もご尽力くださいますようお願い申し上げます。
本日はありがとうございました。

  

  

  

優しい想像力を心に広げて ~全盲の医師 福場将太先生の講演会~

2月2日(日)に、旭川市障害者福祉センター(おぴった)」にて、全盲の医師、福場将太先生による講演会が行われ、私も参加してまいりました。
今回の講演のテーマは「優しい想像力を心に広げて~みんなが暮らしやすい社会について考える~」です。
福場先生はご自身の持病により徐々に視力を失い、20代後半で失明、夢であった医師の道の断念など、当時の失意の心境や病気の恐怖、不安についても語られ、その後の医師への再挑戦、支えとなった医師仲間の存在、「病気は相棒」とまで考えられるようになった心の変遷など、当事者だからこそ語ることのできる貴重なお話を伺うことができました。
語られた言葉はどれもポジティブで、聞くものに勇気や力を与える心温かいものでありましたが、その中で1つ、心に響くお話がありましたのでご紹介いたします。
それは、「病気の回復は困難でも、生活と心の回復は可能である。運命は変えられなくても、人生は変えることができる」というお話です。「視力は回復することが難しくとも、知恵と工夫と訓練次第で生活の回復を図ることは可能であり、生活が充実し、人生に生きがいや希望、満足感を得られるなら、それは病気を克服したに等しい」と語られておりました。
「知恵と工夫と訓練で、人生は自らの手で変えていくことができる」・・本当にそうですよね。
最後に、「みんなが暮らしやすい社会を実現するためには、一人一人が心優しい想像力をもって相手を考えることではないでしょうか」と語りかけておりました。
「心優しい想像力」・・今の私たちには一番必要なことかもしれませんね。
多くの気づきと心の指針をいただけた講演会でした。福場先生、ありがとうございました。

  

  

※福場将太先生の書籍「目が見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと」に直筆のサインをいただきました。

雪像「旭ディアー」誕生いたしました!

ついに、雪像「旭ディアー」完成いたしました。
構想2か月、制作1週間。
みなさんの協力、応援のおかげもあり、イラストの世界から実際の世界へと、雪像「旭ディアー」誕生いたしました。(拍手)
本当にたくさんのご協力、応援ありがとうございました。
「旭川冬まつり」は2/6(木)~11(火)の開催となります。
旭川盲学校の子どもたちも、「ドキドキウォーク(校外学習)」で「旭川冬まつり」に見学に行く予定となっております。
ぜひ、実際の雪像「旭ディアー」を間近に見て、触って、その大きさや愛らしさを肌で感じとってほしいと思います。
本当にありがとうございました。

  

  

鬼は外、福は内

気がつけば今日で1月も終わり、明日から2月となります。
早いですね~。
暦の上で、冬と春とを分ける「節分」ですが、今年は2月2日(日)がその日にあたるとのこと。
というわけで、本日は幼稚部におきまして、節分の豆まきが行われました。
節分の豆まきに関する絵本を読んで気分を盛り上げ、みんなで「鬼退治ゲーム」を楽しみました。
最後の豆まきタイムでは、な・な・なんと、本物の鬼も登場。
やっぱり本物の鬼は迫力が違いますね。
顔を引きつらせながらも、勇気を振り絞って豆をまく幼児もおりました。
最後はみんなで力を合わせ、鬼を退治することができていましたね。(よかった、よかった)
これで今年は鬼も外に行ってしまいましたので、学校には福が来るばかりですね。
幼稚部のみなさん、鬼退治ご苦労様でした。