校長徒然

「理解する」とは

「理解する」、日本語で言うと「理屈を解する」となります。
英語で言うと「理解する」は『Understand』。Under(下に入って)stand(立ち上がる)となります。
「人を理解するときは、その人の下に入って、一緒に立ち上がってみなさい。そうするとその人の苦しみも、つらさも分かるから。」
これは以前に勤めていた障害者福祉施設の施設長が言っていた言葉です。
昨日は『旭盲伸進会』が主催する職員研修が行われ、視覚に障がいをもった方の屋内の伝え歩きについて研修がもたれました。
みなさん、安全が確保できるのであれば、目をつぶって、今いる部屋の壁から壁へ移動してみてください。
その一歩を踏み出すことが、どんなに怖く、どんなに不安なことかが分かるかと思います。
本当にその人を理解するということは、頭でわかるのではなく、身をもって知ることなのではないかと思います。
よい研修機会となりました。

  

  

PTA親子スケート会

11月29日(金)の放課後、『旭川大雪アリーナ』を会場に、PTA主催の「親子スケート会」が行われました。
大雪アリーナもオープンして2日目でありましたので、それぞれ感触を確かめながらの今季初滑り。
参加したみなさんも最初はソロソロでしたが、慣れてくると歓声をあげながら思い思いの滑りを楽しんでおりました。
大人も子供も笑顔・笑顔のスケート会となりました。
ご準備くださいました保護者のみなさま、ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。

  

  

  

一期一会

昨日、今年採用となられた先生の研究授業が行われました。
たくさんの先生方に参観していただき、その後行われました合評会でも、次の授業につながる多くの気付きやヒントをいただいておりました。
教師の力量は、日々の授業にどのように臨み、どのように子どもたちと向き合うか、その積み重ねこそが大事かと考えます。
1回の授業は、子どもたちにとってかけがえのない学び、また『知』との出会いになることをいつまでも忘れずに、これからも努力し続けていってください。

  

介護等体験実習

本日より明日までの日程で、北翔大学から10名の大学生が来校し、介護等体験実習が行われます。
学校は『学びの場』です。
子どもたちが学び、教職員も成長し、もちろん、実習に来る学生さんたちも学び、成長する場となります。
子どもたちと触れ合い、学校を知り、視覚障害教育を学び、多くのことを身に付けていってください。
2日間、どうぞよろしくお願いします。

  

  

  

介護等体験実習2日目

本日、介護等体験実習2日目。
白杖を使った、視覚に障がいをもった方の歩行体験を行っていました。
視覚による情報がない場合、白杖を持つこと、点字ブロックがあること、介助者がいることがいかに安心なことかが分かるかと思います。
逆に、ちょっとした段差や障害物がどんなに怖いことかも。
『点字ブロックの上に自転車を停めないでください』、よく駅の駐輪場に貼り紙がしてある状況を目にします。
視覚に障がいがある方にとって、点字ブロックの上に障害物があることがいかに怖いことかが身をもって分かったのではないでしょうか。
以前の「校長徒然」でも書きましたが、本当の意味で相手を理解するということは、相手の状況を身をもって知ることなのではないかと思うのです。
みんなの理解と、ちょっとしたやさしさで、社会は大きく変わっていきます。
すべての人にやさしい社会を、みんなで創っていきましょう。