学校のまいにち

旭川・京都・松山・鹿児島をつなぐ4校オンライン交流

 9月13日に第1回目となる4校オンライン交流を小学部2年生で実施しました。これまでにも北海道内4校の視覚支援学校・盲学校(札幌・函館・旭川・帯広)をつないだ交流は、行事や授業においてオンライン交流を行ってきました。今回は、道内の盲学校ではなく「道外」の盲学校との交流です。
 昨年度より鹿児島県立鹿児島盲学校との交流をスタートさせておりましたが、そこに京都府立盲学校と愛媛県立松山盲学校が加わりました。4校には「点字・2年生・1人学級」といった共通点があり、この交流が実現となりました。普段は1人で学習することの多いそれぞれでしたが、同級生とわいわい過ごすことのできる時間は大変貴重でした。
 第1回目の交流は「自己紹介」と「クイズ」を行いました。好きな食べ物や乗り物を紹介しあったり、自分の好きなものや夏休みの思い出などのクイズを出し合ったりしました。あっという間に時間は過ぎてしまい、「次はいつ交流できるの?」と待ちきれない様子が見られました。ICTを活用した交流を今後も継続していきます。

 

第1回どきどきウォーク

 小学部のどきどきウォークは、1年生は近隣の公園まで教師と手をつないで歩き、公園で活動した後、近くのお店で買い物をしました。2・3・5年生は、公共交通機関を利用し、ショッピングモールへ行きました。
 安全に気をつけて教師と移動する、という目標を達成することはもちろんですが、一連の活動を通して、目的の物をお店で探して買う体験や、店員さんや運転手さんとの関わりを通して挨拶やお礼、質問をするなど、普段の自立活動の時間だけではできない体験をすることができました。
 特に、初めて活動に参加した1年生は、大きな声での「ただいま」とともに、すてきな笑顔で学校に帰ってきました。とてもいい体験ができたことと思います。

 

 

 

 中学部の第1回どきどきウォークを9月4日に行いました。当日の朝はとても涼しい気温でしたが、日差しが強くなりどんどん気温が上昇し30℃に迫る残暑厳しい日でしたが、生徒の「やる気」や「期待感」は高いまま、笑顔で楽しそうに学校から出かけました。
 今年度も、個々の生徒の課題や日々の学習の成果を社会の中で実践できる体験型の行事として生徒とともに自立活動計画を立てました。公共交通機関の利用に慣れ、ルールやマナーを守るや金銭を学習して実際の買い物で体験する、大きな買い物施設に慣れる等様々に目標を持って意欲的に活動しました。帰校したら、すぐに活動目標がどうだったか各自反省をして、2回目のどきどきウォークに活かせるようにしました。

 

 

 

 

参観日・1学期終業式が終わりました。

 7月24日(水)に参観日&1学期終業式が行われました。
 幼稚部の授業では、保護者も交えての「すごろくゲーム」を行いました。毛布ブランコをしたり、こちょばしたりと体をつかった内容が多く、子どもも大人も笑いが絶えない時間でした。
 小学部1年生は国語の授業でした。ひらがなの歌を歌ったり、線のなぞり書きをしたりしました。2年・3年・5年生は図工の授業でした。「第6回こどもアール・ブリュット北海道みらい作品展」に出展する作品を作りました。「好きな物を描く」をテーマに、レーズライターで扇風機を描いた児童、海のイメージから魚を描いた児童、バスを描いた児童と保護者の方が見守っている中、のびのびと自由に表現しながら作品を作り、仕上げることができました。
 中学部では見学旅行、宿泊研修で体験してきたことの発表会を行いました。保護者の方が見守っている中で、生徒たちはうれしそうに発表することができました。生徒たちはゆっくり話をしつつ、そして上手にパソコンを操作しながら保護者の方に活動の様子の写真を見せることができました。
 終業式では、小学部2・3組の児童のみんなが「1学期の学習の成果」を発表しました。充実した1学期を過ごしていたことが伝わってきました。発表の後は教頭先生から「夏休みの過ごし方」についてのお話がありました。昨年と比べ今年から少し長くなった夏休みですが、暑さに負けず元気に過ごしてほしいと願っています。

 

 

令和6年度 小学部5年宿泊研修

7月11日(木)、12日(金)に小学部5年生が美瑛方面へ宿泊研修に行ってきました。
1日目は、旭川駅からノロッコ号に乗って美瑛駅まで行きました。電車の『ガタンゴトン、ガタンゴトン・・』のリズムと音が気に入ったようでした。宿泊先の大雪青少年交流の家では、アロマキャンドル作りを体験し、ペパーミントの香りのキャンドルを完成させることができました。その後、休憩をして夕食を食べ、温泉を入浴し、疲れもあったのかぐっすり睡眠につきました。
2日目は、朝起きて外でラジオ体操を行い、朝食を食べました。部屋の掃除をして外の散策をしました。外では様々な鳥の声を聞くことができ、まさかの大好きなブランコも...。たくさん楽しんだ後、道北バスに乗り、旭川駅まで帰ってきました。駅では、お土産を買い昼食を食べました。
学校では体験することのできないことをたくさんすることができ、児童の成長につながる2日間だったと思います。

 

 

 

令和6年度 中学部2年宿泊研修

中学部2年生3名で7月4日(木)、5日(金)と宿泊学習を行いました。
1日目は学校から路線バスで出発をし、旭川市科学館サイパルへ行きました。3人とも興味津々。無重力体験や目の錯覚を感じられる部屋に入ったり、人体模型を触ったり、巨大シャボン玉に入ったりと楽しむことができました。お昼ご飯は旭川駅前のイオンで食べました。ラーメンやスタミナ丼を堪能し休憩をした後に、電車に乗って深川市へ行きました。バスは経験あっても電車は初めてという生徒も中にはいて、景色を楽しんだり、お話をしたりして20分間という短い時間ではありましたが、楽しむことができました。深川駅近くのコープ深川へ夕飯、次の日の朝食のお買い物をしました。それぞれ決められた材料を探し、選んでかごにいれました。レジではきちんとお礼も言っていました。立派な3名でした。コテージに着くとさっそく、夕飯の準備です。台所でお米をといだり、ニンジンの皮をむいたり、玉ねぎを切ったりと一生懸命みんな頑張っていました。テーブルには、美味しそうなカレーライスと野菜炒めが並びました。みんなでもりもり食べたね。ご飯の後は温泉に入り、眠りにつきました。
2日目は、朝食作りからスタートです。おにぎりを握ったり、ポテトサラダを作ったり、ウィンナーを焼いたりしました。「手作りのご飯は美味しいね。」と言いながらみんなで食べました。その後はコテージの掃除をして、シフォンケーキ作り体験です。泡立て器でメレンゲを作ったり、砂糖を入れて混ぜたりしました。オーブンから良い匂いがしてきて幸せな気分になりました。お昼ご飯にできたてのシフォンケーキも食べることができて美味しかったです。いよいよ旭川に向けて出発です。深川駅から電車に乗って旭川駅へ。駅の改札を出ると、お母さんたちが出迎えてくれました。うれしかったね。
宿泊研修では、貴重な体験がたくさんできました。この体験を今後の学校生活に生かしていきたいと思います。